蔵王エコーラインへ

宮城県と山形県をつなぐ山岳道路

蔵王エコーラインは東北エリアの中心部を縦断している蔵王連峰をちょうど東西に横断する道路として作られた道です。
宮城県と山形県の県境をまたぐ形で敷かれているということもあり、東北ツーリングで一周ツーリングをするときに利用がしやすいということも特徴です。

道路から見える蔵王連峰の景色は非常に美しく、四季を通じて全く違った景色を見せてくれるということもまた人気のポイントです。
山々の間をつづら折りにカーブが続いていくので運転をしていても楽しく、美しい空気に囲まれながら山越えをしていくことができます。

年間を通じて人気のコースなのですが、特に人気があるのはGWの時期と紅葉の時期で、シーズン中にはかなりの交通量になる場合があります。
また一方冬になるとかなりの積雪がありますので毎年一定期間通行止めとなります。

通行止めが解除される4月下旬から5月半ばまでにかけては、積雪を道路の両脇に積み上げた雪の壁が出現します。
この雪の壁も蔵王エコーラインならではの景色として有名なもので、左右を数メートルもの高さの壁に囲まれるという他の地域ではまず見られないような走行ができます。

アクセス方法としては、まず東北中央自動車道から米沢北本線料金所から1時間程度で到着します。
米沢北本線料金所を下りてからは国道13号線、県道12号線を経由することで蔵王エコーラインまで到着をします。

目印となるのは県道12号線なので、東北西側または北側から訪れるときも県道12号線に乗ることを目指していくことにより蔵王エコーラインへと通じていけます。

人気の道路ということもあって道路環境はしっかり整備されているので、ツーリングの初心者にも安心して走行することができる場所ではないかと思います。

自転車ロードレースも開催される

蔵王エコーラインといえば自転車好きにとっては有名な場所です。
毎年5月中旬に開催される「ヒルクライム・エコ」は2019年で8回目を迎える恒例のレースであり、宮城蔵王ロイヤルホテルの大鳥居をスタートして蔵王山脈のレストハウスまでの全長18.7kmの登坂コースを競います。

このロードレースのコースはバイクで走行するときにも人気の場所なので、山の空気を感じながら走行したい人におすすめです。

観光地として人気の高い蔵王山麓なので、途中にはいくつもの有名飲食店があります。
近くには遠刈田温泉がありますので、宿泊を伴うツーリングをするというときにおすすめです。
宿泊でなくとも遠刈田温泉は日帰りで利用をすることができる施設もありますので、途中の立ち寄るスポットとして利用をしてみてもらいたいです。

秋口には山形県側でブナや白樺の林が一面に紅葉になるということが特徴です。