Ninja e-1とはどんなバイク?
Ninjaと言えば、バイク好きにとってはカワサキの人気シリーズとしておなじみのモデルです。
そんなNinjaシリーズから、カワサキ初のEVスポーツモデルとして2024年1月に登場したのが「Ninja e-1」です。
四輪車の世界ではEV車への注目が年々と高まっており、その影響がバイクにも及んでいるような状況ですが、いよいよカワサキが本格的にEV車の開発に乗り出したことで高い注目を集めています。
EV車で気になるのは「どれだけ長く走ることができるのか」ですが、カワサキによるとこのNinja e-1では、フル充電したうえでの最大走行距離を55kmとしています。
見た目はいかにもカワサキで、Ninjaシリーズにふさわしい重厚さとエッジが効いたスタイリッシュなイメージを備えている一方、車両重量は140kgとスポーツモデルにふさわしい軽量になっているのも大きな特徴です。
一度は乗ってみたいNinja e-1その魅力について
カワサキ初のEVスポーツモデルというだけでも、バイク好きなら乗ってみたくなるかもしれません。
このNinja e-1のポイントとしては、まずECOモードとROADモードの2種類の走行モードを持ってことが挙げられます。
とくに気になるのが、ECOモードでの走行性でしょう。
わざわざEV車に乗る意味があるのか?という答の一つがここにあると言っても過言ではありません。
このECOモードでは最高速度を64kmとなっており、一般道での速度は55km程度となっています。
上り坂での走行になるとややスピードダウンが気になるものの、それを補う機能として「eブースト」が搭載されており、15秒限定ながら加速力を大幅に高めることができます。
環境に優しく、しかも軽快&パワフルに乗ることができる、これもNinja e-1の魅力のひとつとなるでしょう。
このeブーストはROADモードでも使用可能で、こちらのモードで使用することでカワサキならではの爆発力を楽しむことができます。
素晴らしい加速力で、圧倒的な爽快感を味わうことができます。
あまりの加速力に、信号待ちからスタートするときの使用には注意が必要なほどです。
ただし注意したいのが、このeブースト機能を使うことによる電力消費量の増加です。
これは仕方がない部分ではありますが、爽快な加速力を味わえば味わうほど消費電力も多くなって、早めの充電が必要になります。
この点をよく考えながら走ることが重要なポイントになってきそうです。
EV車なので音も少なく、サスペンションもスムーズです。
早朝・深夜など車通りの少ない場所を走行する際、なんとも言えない静けさに包まれた雰囲気を味わえるのもEVモデルならではの面白さでしょう。
カワサキのNinja e-1は、従来の同社のスポーツモデルの魅力を備えつつも新しい魅力をアピールしているモデル、と評価することもできそうです。