東京湾を横断し房総半島へ

アクアラインを通って海ほたるで休憩

東京や川崎方面から房総半島を目指してアクアラインでおよそ10km海底を通り、やっと地上に出てきたというタイミングで見えてくるのが「海ほたる」です。
これは人工島にあるパーキングエリアで、360度オーシャンビューという非常に魅力的なスポットとなっています。
駐車場にバイクを止めて施設内を少し散策してみると、多くのライダーがツーリングで千葉県へ入る前にこのパーキングエリアで休憩している様子を見ることができるでしょう。
フードコートで、海ほたる名物のアサリを使ったメンチカツや焼きそばを食べて腹ごしらえというのもおすすめです。

海ほたるを出て木更津方面の出口まではおよそ4.6kmあり、「アクアブリッジ」と呼ばれています。
ここもずっとオーシャンビューで、房総半島を遠目に見つつ風を感じながらツーリングを楽しむことが可能です。
ただし、お天気が良くないと強い横風に煽られて別の車線まで押し出されてしまう危険もあります。
ですからアクアラインを通ってツーリングへ出かけようと計画しているなら、事前にお天気情報やアクアラインの交通情報をチェックしておくと安心でしょう。

千葉フォルニアを走る魅力とは

アクアラインを無事に通り終えると、木更津金田インターチェンジが見えてきます。
ここで高速を降りて左折し、県道87号線を直進すると三井アウトレットパーク木更津が右側に見えてくるでしょう。
その交差点を右折して直進すると、袖ヶ浦海浜公園通りの表示が見えてくるはずです。
この通りにはおよそ100本のヤシの木が植えられており、アメリカ西海岸を連想させることから「千葉フォルニア」と呼ばれることもあります。
海浜公園通りはおよそ1kmに渡って続く直線道路で、袖ヶ浦海浜公園まで続いており、ツーリングに適したスポットであることから週末や祝日には多くのライダーでにぎわうスポットとなっています。

袖ヶ浦海浜公園にはおよそ200台の駐車スペースがあり、利用料金もかかりません。
お手洗いもあるので、ツーリングを楽しむライダーにとっては大変便利な休憩スポットです。
ただし、海浜通りに関しては駐車禁止となっています。
特に、近隣の工場へ出入りするトラックが数多くこの通りを利用しているので、一時停車する場合にでも邪魔にならないように注意しましょう。
千葉フォルニアの綺麗な記念写真を撮りたいのであれば、いったん海浜公園にバイクを留め、徒歩で戻りながら撮影するというのが賢明です。

千葉フォルニアから東京方面へ戻るには、アクアラインを再び利用するという方法だけでなく、国道16号線から国道14号線を通る東京湾周回ルートもあります。
東京湾をずっと左手に見ながらのツーリングを楽しみたい人にはおすすめです。