レインウェアをなかなか着ない
ツーリングあるあるの中で、初心者が疑問に感じることとしてライダーはなかなかレインウェアを着ないというものです。
多少の雨でレインウェアを着る人はあまり多くないでしょう。
ライダーの中には本降りになるまでレインウェアを着用しない人も少なくありません。
その理由として多いと言われているのが、レインウェアを着た直後に晴れるのが怖いからです。
天気予報では予想できない天候
ツーリングを何度もやっていると、天気予報では予測できない天候に見舞われることも少なくありません。
天気予報では晴れでも、峠に入ると雨に降られることもあります。
また自分のいる地域は全般的に晴れだったとします。
ところが自分の走っているところだけ、一部雨雲が広がっているということもあります。
このように想定外の雨に降られることも珍しくはないです。
ですから雨に対しては敏感なところがありますし、できることならリスクを避けたいと思うはずです。
天候がコロコロ変わる
このように天気予報ではなかなか現れないピンポイントのごくごく短時間での雨に見舞われることが多いです。
逆に言えば雨に見舞われても、少し我慢すればまた天候回復することもしばしばです。
例えば峠のワインディングを走行していると気を思い起こしてみましょう。
峠のような山道を走行している場合、天候がコロコロ変わることも珍しくありません。
登山の経験のある人は「山の天候は変わりやすい」という格言を耳にしたことのある人もいるでしょう。
地上ではカンカン照りなのに、いざ登山を始めてみると中腹から頂点で雨にフラれることもあります。
このように天気が急変することもあり得ます。
そんな時にレインウェアをいちいち取り出していると、かなり面倒なことになってしまいます。
レインウェアは最後の手段
雨が降ってきたからレインウェアを取り出して、着用したとします。
ところがしばらくするとまた天候が回復してきたらどうでしょう?
せっかく引っ張り出してきたレインウェアをまた脱いで、たたんで収納しなければなりません。
収納したら、また雨が降ってくると言ったことも起こりえます。
こんなことを繰り返していると面倒ですし、せっかくのツーリングの楽しみも半減してしまいます。
このためツーリングのベテランはレインウェアを「本降りになったときに着用する最後の砦」という認識の方も少なくありません。
また上級者になってくると、雨の質を見て長く降り続けるかどうか判断できるという人もいます。
すぐに止むのであれば、雨量が多くて多少濡れてもレインウェアを着用しないと判断するケースもあります。
この辺の判断は、経験を積み重ねていくしか方法はないでしょう。