外房黒潮ラインへ

房総半島を縦断

関東のライダーにとって定番のツーリングコースに、外房黒潮ラインがあります。
文字通り房総半島の太平洋側を縦断するコースになります。

ガッツリ走りたいと思っている人にはおすすめのコースです。
その距離は実に130kmを超えます。

また海岸沿いを走りたいと思っている人にも適したコースです。
なにせその半分以上は海岸沿いのルートになるからです。
かなりの時間を海を眺めながら走行できるわけです。

太平洋の表情の変化を楽しむ

外房黒潮ラインのおすすめポイントとしてやはり外せないのは、太平洋の景色です。
どこまでも続く水平線を視野に入れながら走行すると、自然の雄大さを堪能できるでしょう。
しかもシーズンや時間帯によって、その表情を多様に変化させます。
タイミングをずらせば、いつ行っても新鮮な気持ちで走行できるでしょう。

また潮風を感じながらツーリングできるのも醍醐味の一つです。
潮風といっても、強風に吹きさらされる心配はありません。
適度に風を浴びながら、爽快感あふれるツーリングを楽しめます。

歴史を感じさせる区間も

このルート、海だけでなく隠れた楽しみ方もできます。
例えば勝浦市の西部には知る人ぞ知る「行川アイランド」の裏側を通行するコースがあります。
かつてあったテーマパークで、今では有名な廃墟スポットの一つになっています。

この地域は今ではバイパス化されているので、高速道路を走っているような感覚で通行できます。
最新鋭の道路があったかと思えば、歴史を感じさせる区間もあるのでメリハリが効いています。

小湊地区から迂回する部分は旧道のままです。
しかも路盤は明治時代に開削されたものを今なおそのまま使っています。
車やバイクのなかった時代に作られた道路を走行するのは、新鮮な味わいがあります。

全般的に快走できるコース

房総半島を縦断する大動脈コースなので、交通量は比較的多いです。
バスやトラックのような大型車両もしばしば行き来しています。
鴨川市や勝浦市といったこの地域の中では都市部に入ると渋滞に出くわしてしまうかもしれません。

しかし全般的にしっかり舗装されているので、乗りにくさを感じることはないでしょう。
また一部渋滞スポットはあるものの、全体的に快適に走行できると思っていいです。

バイク以外でも楽しめるスポットがいろいろとあるのもおすすめポイントです。
例えば途中にある食堂は0系の新幹線のグリーン車をベースにした座席を用意しているところもあります。
鉄道ファンとしては垂涎のお店です。

飲食店も点在しているので、小腹が空いたときの店選びに悩むこともないです。
たこ焼き屋などちょっとつまめるようなお店もありますので、小休止するときに利用してみませんか?