南東北を手軽に楽しめる
茨城県というと、東京周辺の人にとっては少し縁遠い地域かもしれません。
今回紹介する奥久慈は北関東というよりも南東北といった趣を抱く関東近郊のライダーもいるかもしれません。
しかしそれでいて、首都圏から2時間程度でアクセスできます。
週末を使って気軽にツーリングにしゃれ込むことも可能です。
奥久慈には「これぞ!」といえるような有名な絶景はないかもしれません。
しかしちょっとした美景が何度も襲ってくる感じで、ライダーを飽きさせません。
どんなコースがおすすめ?
奥久慈を楽しもうと思っているのであれば、定番のルートがやはりおすすめでしょう。
それは国道461号線をメインとしたコースです。
まず渋滞する可能性はないでしょうし、信号も少なめなのでストップ・アンド・ゴーでフラストレーションがたまる心配もありません。
そこから奥久慈パノラマラインにつないでいくルートがおすすめです。
奥久慈パノラマラインは少しマイナーな路線かもしれません。
また少しテクニックが必要なところも乗りがいがあります。
ほぼ全線1.5車線で、一部路面が苔むしているところもあるので初めての時には結構苦戦するかもしれません。
しかし時折見える大展望は一見の価値ありです。
まさにその景色は、関東の奥座敷といっても過言ではありません。
春秋おすすめの国道461号線
国道461号線をツーリングするのであれば、特におすすめなのが春もしくは秋シーズンです。
春といえばお花見シーズンで、桜の中を滑走するのは醍醐味です。
春先になると国道の界隈には無数の山桜が花開きます。
また秋口になると光陽で周辺が彩られます。
見事な紅の中をバイクで滑走すれば、時間を忘れてしまうほどです。
国道461号線の中には観光スポットも随所にあるので、観光がてらにツーリングを楽しんでみるのもいいでしょう。
袋田の滝や竜神大吊橋などはメジャーな観光スポットです。
複数でチームを組んで小旅行を楽しむのもおしゃれです。
山景色を堪能できる
奥久慈パノラマラインも春もしくは秋に訪れるのがおすすめでしょう。
山の美しい景色を堪能できるコースです。
また厳しい道の中で絶景がたびたび顔を出すので、乗っていて飽きることはないです。
春には桜が咲き誇り、秋になると光陽で朱に包まれます。
一方夏場にこちらのコースをライディングするのはあまりおすすめできません。
というのもハイシーズンになると、意外とハイカーが多く通行するからです。
ですから対向車も意外と多いです。
ほぼ1.5車線で構成している道路なので、接触のないように注意した方がいいです。
春や秋はそれほど交通量も多くないので、対抗車両にそれほど細心の注意を払う必要もないでしょう。