ライダーにありがちな交通違反とは?
車にせよバイクにせよ、日本の道路で走行するかぎりは道路交通法に則って運転をしなければ違反となって罰則や罰金が課されます。
それでもライダー歴が長くなると、ついうっかり交通違反をしてしまうこともあるでしょう。
その「うっかり」のために免許が減点されたり、反則金が生じたり、悪質な場合は免許の取り消しに至るケースもあります。
ライダーにありがちな交通違反は、スピード違反や2人乗り禁止違反、一時停止無視などが多いです。
カスタマイズが好きなライダーなら不正改造なども違反してしまいがちで、特に多いのは規定騒音を超えるマフラーの取り付けでしょう。
バイクの場合は車よりも加速しやすく、思った以上にスピードが出てしまい違反になるケースが多々あります。
バイクのすり抜けは大目に見てもらえますが、車線変更禁止の車線で車線変更をして違反になるケースも目立ちます。
ライダーの中には、減点、反則金、免許の停止など、何の得にもならない交通違反を「こないだ○○で捕まっちゃって」と誇らしげに語る人も少なくありません。
勲章でもとったかのように自慢話をするのにはどのような心理が働いているのでしょうか。
ライダーが交通違反の自慢をする真意
交通違反をしてしまうと、減点は1年が過ぎないと元には戻りませんし、高くついた反則金はもちろんそのまま国に収められてしまいます。
ライダーに残るのは、「違反を切られた」という事実のみ、ついうっかりして気を抜いてしまったために、その日のツーリングは最悪な思い出に、愛車のカスタムプランはしばらくおあずけとなるわけです。
一番悔しいのは本人であり、後悔先に立たず、悔やんでも悔やみきれないことでしょう。
それでも交通違反したことを自慢するという「自傷行為」をするのはなぜか?
それは、違反したことをネタにして、仲間や友人から笑いをとったり社交辞令的に称賛されることで、心に負った傷穴を埋めているのです。
切ないライダー心理と言いましょうか、ネタにしなければ辛くてやっていられない、仲間からの言葉に癒しを求めているということでしょう。
もし誰かが違反自慢を始めたら
交通違反を自慢げに話すライダー心理、おわかりいただけたでしょうか?
もしもあなたのライダー仲間で「○○km/hで走ってたら違反きられてさぁ、ハハハ」と言い出したら、「なに自慢してるんだ」と怒ったりせずに、生暖かく笑ってあげてください。
傷口がパックリ空いた状態なので、少しでもライダーの癒しとなるような言葉をかけてあげると、復活も早くなるはずです。
あくまで、公道を走るときはルールを守り、安全運転を心がけることが大前提のお話です。