ライダーはB級グルメがお好き
定番の美味しい名物メニューがあるにもかかわらず、なぜかジャンクなB級グルメばかりを追い求めるというライダーも少なくありません。
四季がある日本では、その土地々々で美味しい旬の食材があり、その食材を活かした名産品もたくさんあります。
海岸沿いを行くなら美味しい新鮮な海鮮料理、山々を攻めるなら山の幸を使った郷土料理など全国各地に地元グルメは旅の大きな楽しみの1つです。
ライダーはなぜかB級グルメ巡りに走る傾向があり、ご当地ラーメン、ご当地カレー、ご当地丼ぶりなどをハシゴする人がたくさんいます。
中にはライダーがこよなく愛するB級グルメの名店、聖地とも呼ばれるお店も出てきており、いかにB級グルメがライダーに愛されているかが伺えます。
ライダーがB級グルメを追い求める理由
なぜそこに美味しいと絶賛される名産品があるのに、ライダーはあえてB級グルメを追い求めるのか?
その謎は、ライダーという性質に関係しており、実は納得の理由が存在しています。
ライダーはコーナーを攻めたり、なにかとチャレンジをするのが好きな人々が多いです。
バイクに乗ることでストレスも解消、日常から抜け出す手段でもあり、定番人気ではなく自分で発掘するのを好む傾向にあります。
美味しいB級グルメを見つけることは、ある意味そのようなチャレンジ精神に通じており、なん店舗も巡ってようやく見つけることができる手間や面倒こそが彼らの大好物と言えるでしょう。
つまり、彼らにしてみれば、すでに大勢の人から認知されている名店や名産品はすでに美味しいことがわかってしまっているワケです。
発掘するワクワクもなければ、定番を選ぶつまらなさ、予想がつく味など彼らの心を揺さぶる「挑戦」には程遠いということになります。
全国区で有名な名産品を食べることは、すなわちチャレンジ精神を放棄すること、これはすべてのライダーに通じる敗北感と言っても過言ではありません。
B級グルメの魅力とは?
決して質は悪くないけれど、スピーディーに安く食べられる料理をB級グルメと呼びます。
つまり庶民的で身近にある食べ物という意味になりますが、今では町おこしの一環としてB級グルメを開発している地域もあるほどです。
突拍子もない組み合わせもあれば、地元の安い食材を美味しくアレンジしたB級グルメもあります。
B-1グランプリも毎年多くの人で賑わうビッグイベントになっていますし、これからもライダーに愛されるB級グルメが誕生することでしょう。
ありきたりな美食では満たされないライダーたちは、常識や定番の壁を超えるB級グルメを発掘しに、この週末もまた未知の領域までツーリングに出かけるのです。