観光をしないライダーがいるって本当?
ツーリングに行って観光や美味しいグルメが楽しみというライダーも多いでしょう。
旅先でしか味わえない風景、地元でとれる自然の恵み、名産品や地酒など、楽しみ方は人それぞれ、旅の醍醐味でもあります。
ですが、ツーリングライダーの中にはせっかく遠くまでツーリングしても、まったく観光をしないで帰ってしまう人もいるのです。
「こんなに遠くまで来てただ走るだけ?」と驚かれる人もいるかもしれませんが、そのような観光をしないライダーは意外に多いです。
あるいは、「○○に着いたら名物○○を食べる!」と決めていても、実際には到着してもスルーしたり、どこにも立ち寄らずに走り抜けるなど、「それって旅の楽しみ半減してない?」という走り方をする人もいます。
なぜ観光しないライダーが存在するのか、それはそのライダーの「価値観」に理由があります。
観光をしないライダーの「観光をしない理由」
一泊二日でツーリングで遠出をするからと、こことここへ寄って、あれもこれも食べてみたいと計画を立てたのに、いざツーリングに出かけると人気のお店の前も立ち寄るどころか思いっきり攻め込んでしまう、これが観光をしないライダーです。
ちょっとバイクを停めて立ち寄るだけでいいのに、なぜ観光スポットに到着してもかっ飛ばして去ってしまうのでしょう。
実は、このような観光をしないライダーにとって、ツーリングで重要視するのは「バイクで走ること」にほかなりません。
普通の状態であれば疲れた身体を癒しに温泉に立ち寄りたい、腹ペコのお腹を満たしにグルメ巡りもしてみたいと考えますが、実際走り出すとバイクで爽快に走ることで満足感を得てしまうのです。
観光スポットへ行くだけなら車でも公共交通機関でもいいわけですが、バイク乗りにとってのご褒美はやはり「ツーリングの走り」であり、これはバイクでないと味わえません。
つまり、ライダーにとって観光地へ行くことは、観光ではなく道中の「走り」が最大の目的ということになります。
走り出したライダーは、それ以外のことが目に入らなくなるため、観光スポットを通過しようとスルーをして走ることに集中してしまうのです。
遠方でのライダーの楽しみ方
バイク乗りの楽しみは、気軽に、しかも自由に遠くまで行けることでしょう。
自然を満喫したい、風を感じたい、どこどこに行きたいなどの楽しみ方もあります。
走りを楽しむこともコーナーを攻めることも楽しいですが、遠方まで行くならその土地でしか体験できない美しい景色や美味しい食事を楽しみましょう。
ライダー仲間たちとの新しい交流もまたツーリングの楽しみでもあります。
情報交換をしたり、一緒にツーリングに出かけるなど、交流の輪をどんどん広げてみてください。