茶臼山高原道路へ

愛知県と長野県の県境にある茶臼山を通る道路

茶臼山高原は愛知県北設楽郡豊根村坂宇場字御所平にある雄大な高原地帯です。
位置的には愛知県北部と長野県南部の県境となっており、周辺には芝桜や紅葉など多くの木々が並びます。

茶臼山高原といえば冬場にはスキー場としても賑わう場所ですが、春から秋口にかけての時期には全国からツーリングやドライブを目的にした人が多く集まります。
四季を通じて楽しむことができる中部地域の自然名所であるので、関東からも関西からも一度訪れてみることをおすすめします。

茶臼山高原道路について詳しく説明をしていくと、場所は冒頭でも説明したように愛知県北設楽郡豊根村で、そこから設楽町までをつなぐ14.2kmのそれほど長くはない道路となっています。

アクセスをする方法はいくつかのルートがあり、長野県方面からであれば飯田から約1時間半、静岡県浜松からは約2時間、愛知県名古屋市からは約2時間10分程度で到着をすることができます。
最も多いのは名古屋方面からの人で、その場合は国道153号線を東に向かって走行していくことにより途中国道257号線を経由して茶臼山高原道路に至ります。

目印となるのは茶臼山高原スキー場で、標高1416mの茶臼山と標高1358mの萩太郎山の間にかかる高原地域を走行するルートとなっています。

道路は全体的に高低差があり、ほどよいワインディングロードとなっています。
道路状況も整備されていることからライダーにとって走りやすい環境が作られており、また夏場にはひんやりと過ごしやすい空気が流れることから避暑目的で訪れる人もいます。

ちなみにもともと茶臼山高原道路は有料道路として運営されていましたが、2008年からは無料化されており途中には観光用のビューポイントがいくつか設置されています。
おすすめは第一駐車場で、レストハウスも設置されていることから一旦そこで休憩をしたのちにリフトなどで萩太郎山の山頂まで登ってみるということもできます。

自然の名産品が豊富な奥三河の魅力

茶臼山高原道路があるのは「奥三河」と言われるエリアです。
この地域は古くから伝統料理が多く、また自然食材の宝庫であることからかなり多くのグルメ品があります。

代表的なものとしては、奥三河の渓流で育った新鮮な川魚や、同じくきれいな水で作られた地元の野菜と山菜料理があります。

また隠れグルメとして知られるのが「鳳来牛」というブランド牛で、数が少ないためのほとんど外部には出荷されることがなく地元でのみ提供をされている希少牛となっています。
鳳来牛を育てているのは地元の4軒の農家のみとなっていますので、「こんたく長篠」というお店に立ち寄って食べてみてもらいたいです。

「こんたく長篠」はレストランの他地元野菜の直売も行っており、そのた土産物も取り揃えています。