高知県横浪半島にあるリアス式海岸に沿ったドライブコース
横浪黒潮ラインは、高知県南部に位置する横浪半島を横断するドライブコースです。
横浪半島は高知市から西に向かったところにある須崎市に属しており、浦ノ内湾を湖のように取り囲むような形で突き出ています。
四国は独特の特徴を持った地形が各地にありますが、この横浪半島もリアス式海岸という珍しい地形をしていることが特徴で、その尾根沿いをずっと渡るようにして走っているのがこの「横浪黒潮ライン」ということになります。
途中には展望所が設置されており、太平洋と浦ノ内湾という2つの海に挟まれている景観を眺めることができます。
半島は高知県の自然公園としても指定されており、豊かな緑の木々とリアス式海岸による荒々しく波で削りとられた湾岸風景とがツーリング中の印象に残ります。
四国をツーリングに訪れるライダーの多くはお遍路さんとして八十八ヶ所巡礼を巡ったり、一周コースとしてスケジュールを組むことがよくありますが、湾岸沿いのルートを取るなら横浪黒潮ラインは比較的メジャーな走行ラインとなっています。
横浪黒潮ラインは約19kmという長さのコースと道路としてはそれほど長くはないのですが、途中の道路のアップダウンが非常に激しく、景観も独特であることから自然を感じながら走行する道路としては四国でも随一といえるでしょう。
アクセス方法としては高知自動車道から土佐I.C.で下りてから南側に向かっていきます。
目印としては茶臼山方向に向かって進行するという方法で、県道39号線より県道47号線に入ることでそのまま横浪黒潮ラインへと進入します。
まっすぐ進行していくことで自然に高知自動車道の須崎東I.C.へとアクセスをすることができるので、部分的に高速道をを下りてより海岸沿いの道路を走行したいという人におすすめです。
須崎市のおすすめグルメと立ち寄りスポット
高知県須崎市(すさきし)は、高知県内でもグルメの見どころが多いことで有名です。
ツーリングの楽しみの一つがご当地グルメですが、中でも他ではなかなか見かけない名産品があるのでぜひ道の駅などで求めてもらいたいです。
厳選グルメとしてはまず「鍋焼きラーメン」という須崎市で50年以上前から特産品となっている麺類があります。
こちらは土鍋(ホーロー、鉄鍋)を使って煮込むところが特徴で、スープに鶏ガラの醤油ベースということが共通しています。
その他にも「海のギャング」と言われる珍味のうつぼや、高知県ではおなじみのメジカ(ソウダガツオ)といったものも市内で多く見かけることができる料理です。
また隠れグルメとして須崎市内はモーニングを出すお店が多く、個人経営の喫茶店で朝7~8時からたっぷりボリュームの朝ごはんを食べられます。